矯正のためのお口の訓練
お口の筋力トレーニング。矯正治療のために【MFT】を行います
当院では、矯正治療とともにMFT(筋機能療法・お口の筋力トレーニング)を積極的に取り入れています。
矯正の効果が期待できるMFTです
MFTとは口のまわりの筋肉(舌、口唇および顔面の筋肉など)を強くしてバランスを良くし、正しく機能させるためのプログラムです。歯並びとお口まわりの筋肉の動きはとても密接な関係にあるため、MFTにより顎や舌などお口のまわりの筋肉の「正しい動き」ができるように導くことで矯正治療の効果が期待できます。
当院では、系統立てた筋機能訓練を個別で行い、正しい舌の動きや正しいお口のまわりの筋肉の動きを習慣付けていきます。
MFTの目的とは?
歯の表側は口唇・頬などに、裏側は舌に守られ、歯の上下は噛むことで機能的に動いています。また、一本一本の歯は顎の骨や歯茎に支えられて生えています。歯並びや噛み合わせ、顎の形状は、お口のまわりの筋肉「口腔周囲筋」が決めています。
歯並びに問題がある患者さまは、お口の周りの筋肉の力のバランスを崩していることが多く、MFTで口腔周囲筋のバランスを整え、矯正治療を行います。また、歯に不要な力ストレスがかかるのを軽減する効果もあります。
具体的なMFTの例
スティック療法(アイススティック)
反対咬合(受け口)の場合に、アイスの棒を噛んで上の歯を前にグイグイ押し出すようにして、受け口を治す癖をつけるトレーニングです。
バイトプレート療法
腰痛や肩こり、頭痛、疲れやすさ、耳鳴り、さまざまなアレルギーの原因の一つとして、歯の噛み合わせの悪さや、それに伴う顎や頭蓋骨のずれが考えられています。バイトプレートとは、着脱式のレジンなどを歯列に被せ、上下の顎の噛み合わせを正しい位置に誘導する器具、バイトプレートを利用した方法です。